とうとう

今日で50回目となります。

3月1日からスタートした連続ブログ投稿「継続は力なり」シリーズですが

今回からは、ちゃんと現場作業の事も、そして色々とアップしたいと思います。

 

現場作業

分かりやすい作業の報告です。

施工前

作業

  1. ケレンからです。

ケレンとは

 

ケレンは、塗装前に行う下地処理の重要な工程です。この作業は被塗面を整えて塗料の密着性を高め、さび防止にも役立ちます。具体的には以下の点がケレンの目的や重要性となります。

  1. 塗布面の整調: 塗料を塗る前に被塗面を整えることで、塗膜がしっかり密着するようにします。さびや黒皮(鋼材を熱処理した際に発生する黒い酸化物)、塩分、水分、粉塵、塵埃などの付着物を取り除くことが重要です。特に鉄部ではさびが進行しないよう付着物を除去します。

  2. 付着性の向上: 被塗面に凹凸を付けて、塗料の付着を向上させます。微細な凹凸に塗料を入り込ませてしっかり定着させることを「投錨効果(アンカー効果)」といいます。この効果を利用して、塗膜を長期間美しくキープさせます。

ケレンは、英語の「クリーン」が訛って「ケレン」になった言葉で、主に鉄部に対して行われます。建築現場では「素地ごしらえ」や「下地処理」とも呼ばれますが、基本的には同じ作業です。つまり、塗料を塗る前に素地をキレイに整えることがケレンの目的です。

ケレンは塗膜寿命に大きな影響を与えます。塗膜の寿命に及ぼす影響のうち、素地調整(ケレン)が50%近くを占めていることから、適切なケレン作業は非常に重要です。

さらに、金属が錆びる理由を考えると、ケレンの必要性が明確になります。金属は元々鉱石の状態で存在し、錆びることは自然現象です。ケレンをキチンと行うことで、塗膜性能を最大限に発揮させるための適した素地を作ります。

今回は木部なんで木と塗膜が密着してないところがあればちゃんと塗膜を除去します。

下塗り


今回は、塗膜のないところとある所の色の差を分かりにくくするために、まずは塗膜のないところだけを下塗り及び下地調整を兼ねて塗ります。

上塗り

 

上塗りは最低でも2回塗りましょう。

仕上げ

 

今回の仕様は

和信化学 ガードラックアクア

 

ガードラックアクアは、和信化学工業が提供する水性木材保護塗料で、外部の木部を保護するために使用されます。以下に詳細を説明します。

  • 用途:

    • 屋内外の木部全般の保護着色に適しています。
    • 壁面、腰板、巾木、天井、窓枠、柱、梁、羽目板、破風、下見板、軒天井、板塀、門扉、公園遊具、木橋、デッキ、ログハウス、ベンチ、パーゴラなどに使用できます。
  • 特長:

    • 優れた着色力: 隠ぺい性があるため、リフォーム塗装に最適です。
    • 一回塗り仕様で工期短縮が可能: 一度の塗布で十分な性能が得られます。
    • 強力な撥水力: 急激な雨水の吸収を防ぎ、木材を腐食から守ります。
    • 高い耐候性: 10数年の実績を持つ耐久性のある塗料です。
    • 防虫・防腐・防カビの薬効成分をマイクロカプセルで包み込む: 安全性と持続性を高めます。
  • 塗装工程:

    • ガードラックアクアをハケで塗り、一晩養生して完了します。必ず試し塗りを行い、素材や仕上がり感に合わせて2回塗りも可能です。
  • 環境対応:

    • 無機質なマイクロカプセルを使用しており、安全性が高まっています。
    • ダイオキシンの発生についても心配ありません。
  • 色揃え:

    • 全16色+専用うすめ液レジューサーが用意されています。
  • メンテナンス:

    • 新規塗装から3年を目安にメンテナンスを検討してください。
  • 注意事項:

    • 塗布量に注意してください。過多の塗布量は乾燥が遅くなり、ベタつき感が強くなります。
    • 塗料が染み込みにくい堅木などの場合は、木材表面に塗料液が残りやすくなることがあります。
    • 屋内の人が触れる箇所で使用する場合は、クリヤー塗料の塗装をおすすめします。
  • 塗膜性能:

    • 密着試験、耐水試験、寒熱繰返試験、耐候性促進試験などで優れた性能を示しています。
  • 安全性:

    • 使用している薬剤は全て「普通物」であり、人体に対する安全性が確保されています。

ガードラックアクアは、木材を美しく保護するための優れた選択肢です。

 

継続は力なり 50日目

今日はここまで